用語集

BSサミットでは、設立当初から高い修理技術力と
最新の設備を導入していることを「入会基準」のひとつとしています。
先進安全自動車(ASV)の修理が難しくなり続けているからこそ、
BSサミットは、組合員工場に対し、常に最高レベルの設備の導入を推奨しています。
  • テュフ認証 プラチナ

    信頼できる自動車修理工場であることを「証明」する世界基準の認証制度であり、自動車修理に必要な設備や技術力、社員が働く環境や法令遵守などについて厳しい基準で監査し、それらをクリアした修理工場に認証を与えるプログラムです。ドイツを中心に、世界各国で自動車修理工場の監査・認証を行っている中立的な第三者検査機関テュフ ラインランド ジャパン株式会社が、ドイツ本社で設定した監査項目に、日本市場に適した項目を追加して策定したものです。
    最高水準であるプラチナ認証は、国産車だけでなく、大型の輸入車修理も行えることを前提として監査項目が構築されています。アルミボディ作業場の確保や水性塗料の使用、詳細な品質管理体制があることなどが取得基準に含まれおり、高いレベルの修理ができる自動車修理工場だけが取得できる認証です。
  • テュフ認証 ゴールド

    信頼できる自動車修理工場であることを「証明」する世界基準の認証制度であり、自動車修理に必要な設備や技術力、社員が働く環境や法令遵守などについて厳しい基準で監査し、それらをクリアした修理工場に認証を与えるプログラムです。ドイツを中心に、世界各国で自動車修理工場の監査・認証を行っている中立的な第三者検査機関テュフ ラインランド ジャパン株式会社が、ドイツ本社で設定した監査項目に、日本市場に適した項目を追加して策定したものです。
    ゴールド認証は、高級輸入車を中心に採用されているアルミボディの修理を行える設備や技術などが監査項目に含まれており、高いレベルの修理を行える自動車修理工場だけが取得できるものです。
  • テュフ監修 エクセレント車体整備工場認定制度

    安心で安全な自動車整備・修理を行える自動車修理工場であることを「証明」する、BSサミット独自の認定制度です。
    国際的な第三者検査機関テュフ ラインランド ジャパン株式会社による監修のもと、最新の車を修理・整備するための設備や技術、知識があるかどうかの基準を、BSサミットが独自で策定した認定制度となります。全組合員工場に「エクセレント工場認定」以上の取得を積極的に推進しています。
    なお、テュフ ラインランド ジャパン株式会社では、認定を「企業、団体が定める独自基準に基づき、第三者機関がその事実を確認すること」と、認証を「第三者機関が、公の基準に基づきその内容を確認し、認証すること」と定義している。
  • 特定整備認証

    特定整備認証は、2020年4月に施行された自動車整備に関する認証です。
    これまで、自動車の安全な走行に直結する部分の整備は「分解整備」として国の認可が必要でしたが、いわゆる自動ブレーキなどの電子制御装置はその範囲に含まれておりませんでした。そこで、法改正により以前までの分解整備の範囲を拡大し、電子制御装置整備が追加されたのが「特定整備」です。特定整備には(1)分解整備のみ(2)電子制御装置整備のみ(3)分解整備+電子制御装置整備と、3つのパターンが存在しますが、BSサミットでは(3)分解整備+電子制御装置整備のパターンを、全組合員工場が取得することを掲げております。
  • 4輪アライメントテスター

    安心・安全な走行に必要な「四輪アライメント」は、ホイール(車軸)の角度チェックと調整を行う設備です。車がまっすぐ走る・曲がる・止まることができるのは、4つのホイールの角度が正しく調整されているためです。ですが、縁石やブロック塀にぶつけてしまったり、事故で車体を損傷した場合など、アライメントのチェックと調整が必要となります。ASVのフロントガラスやバンパーに組み込まれているカメラやミリ波レーダー、センサーなどを調整(エーミング、キャリブレーション)する際にもアライメント測定が必要となります。
  • ジグ式フレーム修正機

    損傷が激しい車両の修理に欠かせない「ジグ式フレーム修正機」は、追突などで歪んだ車両の骨格(フレーム)部分を、ミリ単位で復元するための設備です。従来のフレーム修正機にはなかった「ジグタワー」でしっかり固定し、自動車メーカーの定める寸法通りに、ズレなくフレームの修正ができます。フレームが正しく復元されていなかった場合は、安全運転支援システムが正しく稼働しない可能性があります。だからこそASVの修理は、三次元車体計測器で知り得たデータをもとに「ジグ式フレーム修正機」でしっかり固定し、ミリ単位でズレなく復元する必要がるのです。
  • 3次元車体計測機

    正確な車体寸法を把握する「三次元車体計測器」は、事故などで歪んだ車体寸法を、三次元で正確に測定できる設備です。
    自動車メーカー公式の車体寸法データを基準とし、ミリ単位で歪みなど、車体の状況を把握できるところが特徴です。修理前と修理後に、三次元車体計測器を使って、目視ではわからない車体の寸法をデジタルでしっかり測定し、測定結果をプリントアウトして数値確認も行えます。自動ブレーキなど、高度な安全運転支援システムが搭載されたASVの場合、正確な車体寸法での修理が欠かせません。目視や経験による感覚などに頼って修理作業を行うと、どうしてもズレが発生してしまいます。ズレた状態で修理すると、高度な機能が正しく稼働せず不具合や誤作動につながる可能性があります。だからこそ、「三次元車体計測器」で正確な車体寸法を計測した上で、修理しなければならないのです。
  • 故障診断システム(OBD)

    OBD2に接続してクルマの不具合箇所をチェックする「故障診断機」は、スキャンツールとも呼ばれ、コンピュータ制御された車の内部の故障や、点検が必要な項目を表示できる高性能な機材です。車の中に搭載されている「故障診断装置(OBD2:On Board Diagnosis second generation)」に接続し、どこが故障しているのかをピンポイントで素早くチェックできます。エンジンの整備はもちろん、エアコン、オーディオといった電子制御されているすべてのシステムの故障を診断できる優れたツールです。車検や部品交換の際にも活躍します。
  • 塗装ブース

    「塗装ブース」は、美しく高品質な塗装を行うための設備です。塗装の弊害となる、空気中に舞うチリやホコリ、ゴミなどをシャットアウトした環境で作業を行えます。車の塗装作業は、スタッフの健康と自然環境に配慮する必要があります。このため、シンナーなどが含まれる有機溶剤を使わない「水性塗料」に対応するほか、乾燥性能が高く、塗装スタッフの作業着などに付着したゴミなどを吹き飛ばす機能(エアシャワー)を搭載した塗装ブースを導入しているBSサミット組合員工場もあります。
  • 水性塗料

    塗装スタッフの健康と自然環境に優しい「水性塗料」は、安全性が高く、塗装スタッフの健康と自然環境に優しい塗料です。
    以前から、車のキズ・ヘコミ修理に使用される塗料は、シンナーなどが含まれる有機溶剤(VOC)系が多い傾向がある中で、BSサミット組合員工場では、積極的に水性塗料の使用を推奨しています。
  • ガラス内製化

    フロントガラスの脱着が特定整備に含まれたことで、“ガラスに関する部分は外注に丸投げ”という訳にはいかなくなりました。従来通り外注に依頼する場合においても、構内外注の契約を結んだうえで元請けである整備事業者の責任で作業を行う必要があります。このような背景の中、自動車修理、ガラス補修・交換、エーミングまでワンストップで対応できる体制を構築することで、自動車ユーザーや保険会社にスムーズなサービス提供を行うことをBSサミットでは推奨しております。
  • エーミング自社対応

    修理を行った自動車の見た目を元に戻すだけでなく、機能まで元通りにすることが求められるなかで、エーミングまでワンストップで対応できる体制の構築は、自動車ユーザーや保険会社にスムーズなサービス提供を行うことに繋がります。全メーカー、全車種のエーミングに対応することは現実的ではありませんが、自社での取り扱いが多い車種のエーミングについては自社対応できる体制の構築を推奨しております。
  • BSエビデンス対応

    BSサミットが業界に先駆けて開発に取り組み、2020年7月より運用を開始した「BSエビデンスシステム」は、次世代自動車時代の車体整備に必要不可欠な責任の明確化(トレーサビリティ)と修理をした車の証拠書類(エビデンス)の保管・管理(アーカイブ)に特化したシステムです。本システムで出力できるのは4点(①車体整備記録簿 ②エーミング作業完了報告書 ③故障診断書(入出庫時のDTCコードの確認) ④修理保証書)となります。エーミングなどの作業は見た目では判別できない作業だけに、これらの書類を発行することはお客様の安心感にも繋がる大切なものです。
  • 調色室

    調色室は、塗装スタッフが、安全な状態で効率良く塗料を調合できる環境が整えられた作業室です。
    車の塗料は、熱や火によって燃える危険物(引火性液体)です。貯蔵量保管量を守り、安全な環境で保管しながら、調色作業ができる環境が必要となります。換気ファンが設置され、塗料を保管・管理する専用ラックや高性能なデジタル調色システム、塗料の飛び散りを防ぐ調色ブースなどを導入することで、より効率的に作業を行えるようになります。調色室がなく作業を行っている自動車修理工場がまだまだ多い中で、BSサミットは業界に先駆けて調色室の設置を推奨しています。
  • アルミボディ作業場

    アルミボディが採用された車の修理を行う専用の作業スペースが「アルミボディ作業場」です。高級輸入車を中心に。車のボディ素材として採用が増えている「アルミニウム合金」は、一般的な車のボディ素材に使用されている、鉄や鉄を主成分とした「スチール合金」に接触すると、サビの発生や、爆発につながる危険性があるため、安全な環境で修理を行うためにアルミボディ専用の修理作業スペースを設けています。
  • スポット溶接機

    スポット溶接は、車種ごとに規定された“溶接条件”に合わせて溶接を行うことが重要となります。近年の車両は、丈夫で軽いボディ部材として「超高張力鋼板」が多用されており、スポット溶接機の性能を発揮できずに溶接した場合、強度が弱くなり「不完全な修理」になってしまう可能性があります。
    BSサミットでは、全組合員工場を対象に「スポット溶接機の能力調査」を行い、高品質で溶接を行える設備環境を確認しており、業界に先駆けて「溶接責任者制度」を創設し、運用を開始しています。
  • MIG/MAG溶接機

    MIG/MAG溶接機は、ミグ(MIG:Metal Inert Gas)溶接や、マグ(MAG:Metal Active Gas)溶接を行うための機材です。ミグ溶接は、アルミやステンレス素材を溶接する際に行われるものです。2種類のガス(シールドガスと不活性ガス)を使用するのが特徴で、溶け込みが浅いため強度があまり高くありません。
    マグ溶接は、鉄系の素材を溶接する際に行われるものです。3種の混合ガス(シールドガスに、不活性ガスと炭酸ガスを混ぜる)を使用するのが特徴で、マグ溶接よりも溶け込みが深いところがポイントです。
  • フロン回収装置

    カーエアコンの冷房に必要な「フロンガス」を回収するための装置が「フロン回収装置」です。
    フロンガスを回収せず放出すると、オゾン層の破壊につながります。このため、BSサミット組合員工場では必ずフロン回収装置を使用して、フロンガスによる環境汚染を防いでいます。
  • 溶剤回収装置

    金属洗浄による溶剤などの汚れた排水を回収するための装置が「溶剤回収装置」です。
    自然環境保全のため、汚水をそのまま下水に流さないための汚染負荷対策機材となります。
  • スプレーガン洗浄機

    スプレーガンに付着した塗料を洗浄するための機材が「スプレーガン洗浄機」です。洗浄時のミストや臭いの飛散を防ぐことができます。塗装スタッフと自然環境に悪影響を与えないために、BSサミット組合員工場では、このスプレーガン洗浄機を導入しています。
  • 集塵ピット

    「集塵ピット」は、キズ・ヘコミ修理時の磨き(研磨)作業で飛び散る粉塵や、切削、研磨、ミスト噴霧で生じる有害な粒子状物質を吸い込む装置です。有害な空気をそのまま排気すれば、近隣環境への拡散として問題となります。有害粉塵類(粒子)を分離し捕集することで、クリーンな作業環境を実現しています。
  • 鈑金

    BSサミットが定める「鈑金塗装」基準を満たす組合員に付与されるマーク。BSサミットでは毎年1回、全組合員工場の基準達成確認を行なっています。
  • 整備

    BSサミットが定める「指定整備」基準を満たす組合員に付与されるマーク。BSサミットでは毎年1回、全組合員工場の基準達成確認を行なっています。
    ※なお「指定整備」は新たに設定された規定です。規定をクリアしていることの確認が取れ次第、随時情報の更新を行います。(確認前は“鈑金塗装”のアイコンのみ表示)
  • 鈑金・整備

    BSサミットが定める「鈑金塗装」・「指定整備」基準の両方を満たすハイブリッド型の組合員に付与されるマーク。
    ※なお「指定整備」は新たに設定された規定です。規定をクリアしていることの確認が取れ次第、随時情報の更新を行います。(確認前は“鈑金塗装”のアイコンのみ表示)
  • EV充電器

    今後ますます普及の速度が増すことが予想されるEV(電気自動車)に対応するため、EV充電設備の導入を推奨しています。
    EV充電器は一般的に「普通充電器」「急速充電器」の2つに分けられ、普通充電器の出力は約3~6kW、急速充電器は出力が約50kW~と大別されます。それぞれ利用の用途や環境によって、メリット・デメリットがあるので、どんな充電器を保有しているかまでは定めておりません。
  • 指定自動車整備工場

    指定自動車整備工場は、自動車の点検整備を行い、保安基準の適合性を証明し、保安基準適合証の交付ができる工場を指し、継続検査等の際、国の検査場への現車の提示を省略できることになっています。指定は、自動車分解整備事業の認証を受けており、優良自動車整備事業者認定規則で定める設備、技術及び管理組織を有するほか、指定自動車整備事業規則で定める自動車の検査の設備を有し、かつ、自動車検査員を選任している事業場が受けることができます。
  • 車検検査機器

    指定自動車整備事業規則で定める自動車の検査の設備。ホイール・アライメント・テスタまたはサイドスリップ・テスタ、ブレーキ・テスタ、前照灯試験機、音量計、速度計試験機、一酸化炭素測定器、炭化水素測定器、黒煙測定器またはオパシメータなど。検査用機械器具は型式認定(旧型式認定)のもの、またはJATAの証明を受けたものであること。